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為替差損益(売掛金)

貿易取引に関する仕訳⑥

【お題】外貨建て売掛金100ドルあり、普通預金に入金された。なお、前期決算時には1ドル8円で換算しており、入金時の為替レートは1ドル6円である。この場合の仕訳は?

コツ
前期決算時レート@8円に対して、入金時のレート@6円。為替レートが下がっているため、実際に入金される金額が売掛金計上額より少ない。その差額は為替差損となる。それが為替差損益(売掛金)のコツ!

【仕訳】 普通預金 600 / 売掛金 800
  為替差損 200
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TAG
貿易 売上 売掛金 為替

Situation

りさ子先輩:
イルヴァトーレのパスタおいしかったねケーキも食べて幸せだわ~

はじめ君 :
先輩ってお酒が好きだから、甘いものとか苦手かと思いましたよ。
      
りさ子先輩: そんなことはないわよ。女の子だもの、甘いものも大好きよ。

はじめ君 : 女の子って、年甲斐もなく・・・(あっ!これは言ったら怒られる。)

りさ子先輩: 何、モゴモゴ言っているの?さあ、午前中の続きよ。

はじめ君 : まだやるんですか~。

りさ子先輩: さて問題です。 10/3商品を100ドルアメリカの取引先へ販売しました。 この場合の仕訳は?ちなみに販売した時の10/3のレートは、1ドル5円ね。

はじめ君 : 先輩、全く僕の話を聞いていませんね。やればいいんでしょ。 100ドル ×@5 円=500円だから、仕訳はこうなります。

10/3【仕訳】 売掛金 500 / 売上 500


りさ子先輩: いつも仕訳をしているから分かって当然ね。 それでは、1ヶ月後の11/4に普通預金に入金された時の仕訳は? 11/4のレートは1ドル6円としたら、どうかしら。

はじめ君 : 売上た時のレートは5円だったけど、入金時のレートは6円だから、差額が1ドル につき1円。売上時に計上した額よりも、 多く入金されるから利益になる。

11/4【仕訳】 普通預金 600 / 売掛金 500
/ 為替差益 100


りさ子先輩: そうね。入金時のレート@6円が売上時のレート@5円よりも高くなっているから、 入金額が増える。 だから利益である為替差益が計上されるのね。 それでは、10/31が決算日とした場合はどうなるかな? 決算日のレートは1ドル8円ね。

はじめ君 : さっきの買掛金も決算日の時に換算替えの仕訳をしたから、売掛金も同じように 換算替えの仕訳をしなくちゃいけないんですよね。 8円-5円=3円、@3円×100ドル=300円だから、

10/31【仕訳】 売掛金 300 / 為替差益 300


りさ子先輩: 正解。それではなぜ為替差益が計上されるのでしょうか?

はじめ君 : う~ん・・・ 売上を計上した時のレート@5円よりも決算日のレート@8円の方が金額が高く、そ の分売上債権の金額が多く計上される。だから売掛金の入金額が増えることに 繋がるから為替差益が計上されるのではないでしょうか。

りさ子先輩: じゃあ決算日のレートが1ドル3円だった場合は、このような仕訳になるけど、 為替差損の場合はどういう説明になる?

10/31【仕訳】 為替差損 200 / 売掛金 200


はじめ君 : さっきと逆で、売上を計上した時のレート@5円よりも決算日のレート@3円の方が 金額が低く、売上債権の金額が少なく計上される。だから入金額が少なくなることに 繋がるから為替差損が計上 されるのではないでしょうか。

りさ子先輩: よく勉強しているじゃない。 最後の問題ね、さっきの問題の決算日後11/4に入金された場合の仕訳は? レートは1ドル6円になっているわ。

はじめ君 : 買掛金の時にやったので、楽勝ですよ~