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為替差損益(買掛金)

貿易取引に関する仕訳⑤

【お題】外貨建て買掛金が100ドルあり、現金にて支払った。なお、前期決算時には1ドル8円で換算しており、支払い時の為替レートは1ドル6円である。この場合の仕訳は?

コツ
前期決算時レート@8円に対して、支払時レート@6円。為替レートが下がっているため、実際支払う金額は買掛金の計上額より少ない。だからその差額は為替差益となる。それが為替差損益(買掛金)のコツ!

【仕訳】 買掛金 800 / 普通預金 600
/ 為替差益 200
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貿易 仕入 買掛金 為替

Situation

りさ子先輩:
私、宣言するわ。3号店オープンまでに、はじめ君を一人前の経理担当者にする!

はじめ君 :
先輩・・・そんな宣言しなくても。 僕3号店の経理担当ですが、何かあったら先輩が手伝ってくれるんですよね?


りさ子先輩: 甘いこと言っていたらダメよ! 私はいないものとして考えてやらないとやっていけないわよ。

はじめ君 : えっ、先輩も遂に寿退社?

りさ子先輩: はじめ君、何か言った?ビシバシとやっていくから、覚悟だけはしておいてね~!

はじめ君 : お手柔らかに。

りさ子先輩: さて、ここで問題です。 10/3にワインを10本(@10ドル/本)購入した請求書がここにあるわ。 この場合の仕訳は?ちなみに購入した時の10/3のレートは、1ドル5円よ。

はじめ君 : そんなの簡単、簡単。1本10ドルだから、10本 ×@10 ドル=100ドル。 100ドル ×@5 円=500円だから、仕訳はこうなります。

10/3【仕訳】 仕入 500 / 買掛金 500

りさ子先輩: そうね、これぐらい出来て当たり前ね。正解よ。 それでは、1ヶ月後の11/4に買掛金を現金で支払った時の仕訳は? 11/4支払日のレートは1ドル6円としたら、どうかしら。

はじめ君 : 販売した時のレートは5円だったけど、支払う時のレートは6円だから、差額が1ドル につき1円。販売時に計上した額よりも 、多く払うことになるから損失になる。

11/4【仕訳】 買掛金 500 / 普通預金 600
  為替差損 100 /


りさ子先輩: そうね。支払時のレートが請求書の時よりも高くなっているから、多く払うことになり、 為替差損が計上されるのね。 それでは、10/31が決算日とした場合はどうなるかな? 決算日のレートは1ドル8円ね。

はじめ君 : 決算日の時は仕訳するんでしたっけ? そうだ!決算日では換算替えをしなくちゃいけないんだった。 8円-5円=3円、@3円×100ドル=300円だから、

10/31【仕訳】 為替差損 300 / 買掛金 300


りさ子先輩: 外貨建ての円換算レートは常に変動しているから、円と外貨の為替差額の影響を 少なくするために、決済するまでの間に、決算日があった場合は換算替えの仕訳を しなくちゃいけないのよね。 最後の問題ね、これが出来たらお昼をご馳走してあげる!!

はじめ君 : 本当ですか僕頑張ります。

りさ子先輩: さっきの問題の決算日後、11/4に現金で支払った場合の仕訳は? レートは1ドル6円になっているわ。

はじめ君 : う~ん、難しいなぁ。