賃貸保証金
お店の仕訳④
[お題]ワインショップの店舗を借りる際に賃貸保証金を支払った。この場合の仕訳は?
コツ
賃貸保証金は、支払時に費用として認識されるものではなく、家賃の担保という位置づけであるため資産として計上する。それが賃貸保証金のコツ!
【仕訳】 | 賃貸保証金 | 1,000 | / | 普通預金 | 1,000 |
店 保証金 家賃 資産
Situation
はじめ君 :
先輩、ワインショップの賃貸保証金、ずいぶんと高くないですか?
りさ子先輩:
そうね、場所も青山の一等地だし、保証金も20ヶ月分だし、そんなもんじゃないかな。
はじめ君 :え?!20ヶ月分?!僕が今の家を借りる時は、敷金は2ヶ月分しか払ってませんよ。
りさ子先輩:賃貸住宅の敷金と、こういう店舗の保証金では、金額が違って当然よ。はじめ君は、なんのために敷金や保証金を払うか説明できる?
はじめ君 :えっと、退去時の修繕費用やクリーニング費用のためですよね。
りさ子先輩:半分は正解ね。他には?
はじめ君 :そう言われると・・・
りさ子先輩:もう一歩ね。特に事業用の賃貸の場合は、担保としての性格が強いわね。だから、金額も大きくなるの。
はじめ君 :賃料が払えなくなった場合の担保っていうことですか?
りさ子先輩:そう。万が一、賃料が払えなくなった場合には、そこから充当できるっていうことね。
はじめ君 :なるほど。つまり、貸主からしたら預り金、逆に借りる方から見れば預け金ということですね。
りさ子先輩:はじめ君、今日は冴えてるわね。借りる方から見れば、返してもらう権利があるということになるから、費用ではなく、資産に計上するのね。
はじめ君 :そっかぁ、そういうことか。
りさ子先輩:じゃ、だいたい分かったところで、きちんと入力しておいてね。賃貸契約書のコピーも取って、ファイルに挟んでおくのを忘れないように。
はじめ君 :了解しました。