現金過不足
お金にまつわる仕訳①
[お題]現金実査をした結果、現金出納帳の残高と実際の現金有高に差異があった。この場合の仕訳は?
コツ
小口現金の残高は実際の現金有高にあわせる。差額がでたら原因を調査し、分からなかったら「現金過不足」で期中処理。期末まで残ったものを雑損失・雑収入として処理する。それが現金過不足のコツ!
【仕訳】 | 現金過不足 | 20 | / | 小口現金 | 20 |
お金 現金過不足 資産 現金
Situation
はじめ君 :
あれっ?!おかしいな?
りさ子先輩:
さっきからずっとうんうん唸ってるけど、どうしたの?
はじめ君 :あっ先輩。いや、先月末の小口現金の残高が20円あわなくて・・・
りさ子先輩:なんで、今になってあわないっていうことがあるの?いつも、動きがあった日は小口現金出納帳と金庫の残高を上席者にチェックしてもらう決まりよね?
はじめ君 :あっいや、それは存じ上げているんですけど、 先月はワインショップのオープンとかで忙しくて・・・
りさ子先輩:忙しいのはみんな同じ。そんなの言い訳にならないわよ。
はじめ君 :はい・・・
りさ子先輩:ちょっと現金出納帳見せて。もぅ、先月の10日以降はチェック者の判子がないじゃない。
はじめ君 :すみません・・・ここはひとつ、責任をとってわたくしがポケットマネーから補填を・・・
りさ子先輩:経理の人間がそれをやったらおしまいよ!それぐらい分かるでしょ!
はじめ君 :はい・・・
りさ子先輩:今となっては、どこで差額が生じたかをすぐに検証するのは難しいわね。仕方がないな~、まぁ額も少額だし、とりあえず小口現金を実際の残高にあわせて処理しておいて。
はじめ君 :申し訳ないです・・・
りさ子先輩:それだけ反省していれば、チェックを飛ばすなんていうことはもうやらないわね。まだ期中だし、そのうち原因が分かるかもしれないから、今日のところはそれでOKよ。
はじめ君 :分かりました。もう二度とやりません。