減価償却と税金の関係って?
The仕訳番外編
「The仕訳」本編では取り上げることができなかった難しいトピックや、特に解説が必要なトピックについて、「番外編」としてまとめました。スライドショーを通じて、更にわかりやすく解説します。
損金 益金 減価償却費 固定資産 法人税
Situation
こんにちは。エスエス会計スタッフSawadaです。
前回のSuzukiのブログ「減価償却はなぜ行うの?~会計編~」では、会計において減価償却をすると、会社のB/S、P/Lや、会社の財務にどんな影響があるのかをお話しました。
さて、今日は減価償却についてのお話その2として、減価償却を通して、税務と会計がどう絡んで行くのかについて、お話します。
皆さんの会社でも、税理士さんと上司の方が、
「それはちょっと「とれない」ですから、リスクが高いですね~」
「先生、この処理で、決算では「とれます」か?」
という様な会話をしているのを聞いたことがあるのではないか、と思います。でも、この会話の中の「とれる」「とれない」って、何の話なのかわかりますか?
実は、この会話は、会計においては費用と認められているけど、税金計算では損金(税務の世界での「費用」に相当するもの)にならない経費について、話しているものです。
「え?経費を使えば、それは全部費用にできるんじゃないの?そして、法人税を安くできるんじゃないの?」
いえいえ、経理担当としては、そこのあたり、しっかりチェックしておきたいものです。
でも、この話は文章で書くと、とてもわかりづらいので、今日は「The仕訳」で皆さんにおなじみの、りさ子先輩とはじめくんに説明してもらいましょう・・・。
上のスライドショーをご覧ください。
いかがでしたか?実はこの「損金」と「費用」の違いこそが、実は税効果会計を行う原因になっているので、「損金」「費用」の違いをマスターすれば、税効果会計もすっきりと理解できるようになります。
また、節税の観点からも、会計だけでなく、税金のことを少し気にしながら日々の経理の仕事をやって行くと、会社の財務諸表を作ることがもっと興味深くなっていくと思います。
さて、この話の続きとして税効果会計について、いつ書こうかなぁ・・・。こちらは後日のお楽しみに!