火災保険料
お店の仕訳⑥
[お題]ワインショップの火災保険料(保険期間2年、満期返戻金なし)を支払った。この場合の仕訳は?
コツ
満期返戻金のない掛け捨ての保険料は、支払保険料として全額費用となる。ただし、決算時に未経過分を繰り延べるのを忘れずに。それが火災保険料のコツ!
店 家賃 保険 費用
Situation
はじめ君 :
プレオープンの費用に店舗を借りるための費用・・・ワインショップをオープンするためにはいろいろな費用がかかるんですね。
りさ子先輩:
そうよ。いろいろ勉強になっていいでしょ?
はじめ君 :僕も仕訳マスターになれた気がします。
りさ子先輩:仕訳マスターって・・・はじめ君、2号店の処理はまだ半分くらいしか終わってないわよ。
はじめ君 :えっ、まだ半分ですか!?もう終わりだと思って、打ち上げにいつ行くか相談しようと思っていたのに・・・
りさ子先輩:まだ、早いわよ。それより、ワインショップの火災保険料を払ったみたいだから、仕訳入れておいてね。
はじめ君 :火災保険料の仕訳なんて、楽勝、楽勝!でも、火災保険って何もなければお金も戻って来ないし、もったいないですよね。
りさ子先輩:もったいないって・・・もしも火事が起きたら大きな損害が出て大変よ。保険に入っていれば、保険料の負担だけで大きな補償が受けられるのよ。火事にあってから、保険に入っておけば良かったと後悔しても遅いんだから。それに、保険は掛け捨てだけでなく、満期になれば一部が戻ってくる積立型の保険っていうのもあるのよ。
はじめ君 :積立型ってことは、貯蓄してるのと同じだから資産になるんですか?
りさ子先輩:その通り。将来的には戻ってくるお金だから、企業にとっては資産になるわね。それから、保険料に関しては、決算の時もうひとつ注意することがあったわよね?
はじめ君 :保険期間のうち、来期に該当する部分の繰り延べですね。
りさ子先輩:ちゃんと覚えていたようね。
はじめ君 :もちろんですよ。りさこ先輩に以前、教えてもらいましたからね。(忘れてたら、何を言われるか・・・)