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不動産仲介手数料

お店の仕訳⑤

[お題]ワインショップの店舗を借りる際に不動産業者に仲介手数料を支払った。我が社では仲介手数料は通常「支払手数料」科目を使っている。この場合の仕訳は?

コツ
不動産業で無い場合、不動産手数料は売上原価にはならない。これは商売をする場所を確保する為に必要な費用。よって、販売費及び一般管理費に計上する。ただし、科目選びは継続性を大切に。それが不動産手数料のコツ!

【仕訳】 支払手数料 100 / 普通預金 100
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店 家賃 手数料 費用

Situation

はじめ君 :
青山の一等地にワインショップ、それに有名人をワイン講師に呼べるって、うちの社長の人脈はすごいですね?りさ子先輩は、なんで社長がそんなに顔が広いか知ってるんですか?

りさ子先輩:
そうね~。ま、社長はあの通り趣味もバイクからワインまで幅が広いし、奥様も結構いろいろと社交好きな方だから、そういうのが関係しているのかもね。

はじめ君 :僕なんかとは別世界の話だなぁ~。社長のコネで今度AKBのあっちゃんをゲストで呼んでくれたりしないかな。

りさ子先輩:するはずないでしょ!ワインもバイクもオトナの趣味ってこと。大人のお店に関わるんだから、はじめ君も、もう少し大人にならないと、一人前に扱ってもらえないわよ。

はじめ君 :じゃ、僕も少しワイン覚えようかな。先輩、今度ワイン教えてくださいね。

りさ子先輩:了解。2号店の処理が終わったら、打ち上げに連れてってあげるわよ。さて、今日は2号店を借りるのに、不動産屋さんに払った手数料の仕訳をやっといてね。

はじめ君 :わかりました!仲介手数料の仕訳はそんなに難しくないから楽勝!楽勝!あ、そう言えば、この間大学の同期と話していて、そいつの会社、不動産手数料は委託費で仕訳してるって言ってたけど、うちは支払手数料で仕訳しますよね。そいつの会社の仕訳って間違ってるのかな。

りさ子先輩:はじめくんも友だちと経理談義するんだ。良い事よ~。で、お友達の会社の仕訳、結論から言うとそれも正解よ。

はじめ君 :え?だって、前払費用と前払金とか、勘定科目って厳密に決まってますよね・・・。

りさ子先輩:そうね~。厳密に決まってる部分と、会社の管理の為にある程度自由に決めて良い部分と、両方あるって感じかしら。経理資料は、経営管理のために使う必要があるから、会社によって使う科目は自然と違ってくるわ。

はじめ君 :でも、それじゃ、銀行や投資家の人たちは、混乱しませんか?比べたい会社の仕訳の基準が違っていたんじゃ、見づらいな。

りさ子先輩:その通り。だから、守らなければいけない最低ラインは決まっているのよ。例えば、流動・固定の区分は区別するべきだし、損益計算書なら、売上原価なのか、販管費なのかはきちんと分ける必要があるわ。でも、販管費の中だったら、委託費でも、支払手数料でも、外部から見たらあまり気にならないはずよ。だからそこが分かれていれば、外部報告って意味では充分な訳。

はじめ君 :そういうことだったのか~。じゃ、後は会社の中でルールを決めておけば、内部管理についてもばっちりだってことですね。

りさ子先輩:そういうこと。他の会社の話を聞くのって、勉強になるわね!