坂上信一郎税理士事務所・公認会計士事務所[エスエス会計]




エスエス会計から、経営者の皆様へのメッセージをコラムにしてお届けします。

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ツールとしての管理会計

Sep 1, 2011

━━━今日はよろしくお願いします。

  • こんにちは。エスエス会計代表の坂上です。本日は第1回目ということで、エスエス会計が考える「会計」についてお話します。

━━━エスエス会計が考える「会計」というのは、他の会計事務所が考える「会計」とは何か違うのでしょうか?

  • 基本的には同じですが、ちょっと視点が違う、と言いますか。
  • 「会計」は、企業外部の利害関係者への報告を目的とする「財務会計」と、企業内部で、経営情報としての活用を目的とする「管理会計」の2つに分けることが出来ます。それ以外にも「税務会計」という分野がありますね。
  • 多くの会計事務所の業務内容や経営者の皆様の関心はどちらかというとこの財務会計にあるかと思うのですが、エスエス会計ではあえて管理会計にフォーカスしたサービスを提供しております。
  • 会社は様々な要素の集合体ですが、その実態は「経営」「管理」「業務」の要素に分解することができます。私は、それらの要素を読み解くために用いるツールが「会計」、つまり管理会計だと考えているのです。

━━━世の中には過去の集積である「会計」など必要ないという経営者も少なからずいらっしゃるようですが?

  • それは財務会計の側面からしか会計を見ていないということです。過去を集積して記録することがだけが会計ではありませんし、会計の本質そこではないと言えます。
  • 会計は、経営の羅針盤であり、未来を読み解く重要なツールでなければなりません。太古の時代より、人類が大海に船を出す際は北斗七星を頼りに舵をとったように、会計も経営を正しき方向に導くための指標となるべきものなのです。

━━━新しい考え方ですね。羅針盤が無ければ、どちらへ行くべきか、わからなくなってしまいます。

  • 銀行からの資金調達、取引先との交渉、企業内部の人事・管理など経営者の方にはやるべきことが山ほどあります。
  • 忙しくて会計まで見ていられない、会計事務所は税務申告だけをやってくれればいい、ということをおっしゃる経営者の方もいらっしゃいいますが、私はむしろ逆ではないかと思うのです。
  • 会計で自社の状況をきちんと把握してさえいれば、会社が正しい方向に進んでいくべき判断はしやすいでしょうし、社内・社外の舵取りももっと楽にできるのではないでしょうか。

エスエス会計代表坂上信一郎
━━━つまり、経営者は会計をもっと活用すべきである、と。

  • その通りです。会計事務所にそれなりの費用を支払っているという意識が経営者の方にはあると思います。だから、こんなに報酬を払っているのに会計事務所は何もしてくれない、なんていう意見も出てくるわけです。
  • 会計事務所側の説明不足も多分にあるとは思いますが、経営者にももっと積極的に会計を活用するという姿勢があってもいいと思うのです。
  • 例えば、医者からダイエットをしなさいと言われた時に、あなたはどうしますか。自分で努力する、というのはもちろんですが、正しい方向で取り組むためには、やはり医者、トレーナー、栄養士などの専門家の意見が不可欠でしょう。
  • そして、専門家と対話をしていくためには運動や栄養のことを勉強するのではないでしょうか。会計における専門家としてもっと私達を活用して頂きたいですし、経営者として会計についての理解も深めて欲しいのです。

━━━なるほど。能動的に会計を活用するという姿勢も経営者には必要というわけですね。

  • はい。更に1歩進めて、是非ご自身の会社でもある程度数字を把握するという方法を考えて欲しいと思っています。
  • 私たち会計事務所ではもちろん会計、税務など様々なファクターを考慮して、最終的な数字をご報告するわけですが、実際の経営のスピード感よりはちょっと遅くなります。
  • それよりも、簡単なやり方でいいので、損益分岐点、そしてそれをもとにした予算管理、まずはこの2つを自社で把握するところから始めるように、エスエス会計ではご案内をしています。
  • 会計事務所に記帳代行を依頼するのは簡単ですが、スピード感に欠けることを考えると、私たちとしては、自社での数字の把握こそが、経営の舵取りに会計を活用するための第一歩だと認識しています。
  • 何より、会計事務所=決算書を作ってくれるところ、という認識になってしまったら、宝の持ち腐れになってしましますし(笑)

━━━自社での数字の把握が重要というのは新しい認識ですね。

  • 最初は皆さん、なかなか抵抗があるようですけどね(笑)
  • ですが、経営者が会計と上手く付き合っている会社は間違いなく業績が伸びていますね。業績には景気などの外的要因もありますが、何よりも重要なのは会社の状況を正確に把握して自己管理をするということです。
  • 面倒だとか、業務負担が重い、とか色々とマイナス面が先に見えてしまいますが、会社の舵取りが思い通りに行くようになると、きっと数字を把握するのが楽しくなりますよ。そうなれば、会社の経営も上手く回り始めます。

━━━だからこそ、管理会計が重要と言うわけですね。

  • 管理会計というのは表にはあまり出てきませんが、非常に重要なものという認識を経営者の方にはまずは持っていただきたいですね。

━━━今日はありがとうございました。

  • ありがとうございました。

今後もこのコラムではエスエス会計の代表であり、公認会計士・税理士である坂上信一郎より管理会計の側面から様々なお話をお伝えして参ります。
次回は、管理会計の側面から見た月次決算と年次決算についてお伝えします。

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